アップルファンは、何を願うかについて注意したほうがいいかもしれません。
次世代Mac Proに何を求めるかを何年も前から説明してきたAppleは、実際にそれを実現しました。
今年6月のWWDCで、Appleは驚異的なスペックを備えた完全に再設計されたMac Proを公開しました。
しかし、このMac Proの唯一の欠点は、価格が決して手頃ではないことです。
エントリーレベルの構成でも5,999ドルという破格の値段です。
しかし、本当におかしいのは、最先端のパフォーマンスが必要で、Appleが用意した最もパワフルなMac Proを買おうと思ったら、数万ドルの出費になることです。
Mac Proの注文ページが本日公開されたので、最大性能のMac Proがいくらになるのか、そしてそのスペックが実際にどのようなものなのか、詳しく見ていきましょう。
- 2.5GHz 28コアIntel Xeon Wプロセッサ(Turbo Boostで最大4.4GHz)を追加すると、ベース価格から7,000ドルの追加となります。
- 32GBのメモリを1.5TBにアップグレードすると15,000円の追加となります。
- グラフィックス性能を強化したい場合 2枚のRadeon Pro Vega II Duoグラフィックスカード(2x32GBのHBM2メモリ搭載)は、基本価格に10,800ドルの追加となります。
- 256GBのSSDストレージから4TBのストレージにアップグレードすると6,000ドル追加されます。
- Appleの新しいAfterburnerカードは、さらに2,000ドルを上乗せします。
- Mac Proにスチールフレームホイールが必要な場合は、400ドル追加されます。
- Magic Mouse 2とMagic Trackpad 2を同梱する場合は、149ドルを追加してください。
すべてを合計すると、新品のMac Proを最大限に活用した場合、なんと52,748円にもなるのです。
でも、送料は無料です。
しかも、この価格にはモニターも含まれていません。
もちろん、AppleのPro Display XDRをお求めの場合は、最低でも5,999ドルの追加料金が必要です。
Appleの新しいPro Standが欲しいなら、価格は6,999ドルまで上がります。
AppleのMac Proは確かに気の弱い人向けではありませんが、実はここでの天文学的な価格設定はそれほど重要ではありません。
このマシンは通常のワークフロー向けに設計されておらず、マシンから最後の一滴まで性能を絞り出す必要のあるプロフェッショナルにアピールするためのものだからです。
52,748ドルという価格は確かに気の遠くなるようなものですが、ピクサーのような企業にとっては、まさにビジネスのためのコストに過ぎないのです。